Google Workspaceは、高いセキュリティを持つクラウドサービスです。企業の重要なデータを保護するための多層的なセキュリティ機能が備わっており、カスタム設定によりさらにセキュリティを強化できます。
Google Workspaceは、セキュリティ技術とプライバシー保護に重点を置いて設計されています。
Googleでは従業員全員がセキュリティとプライバシーの重要性を理解し、社内文化として浸透しています。採用プロセスや研修プログラムにおいても徹底した信頼性の確認が行われ、全社規模のイベントでセキュリティ対策を学べる環境も整っています。
Googleには、情報セキュリティ、アプリケーションセキュリティ、暗号化、ネットワークセキュリティの専門家チームが在籍しています。このチームは、アーキテクチャの分析やコードチェックを行い、セキュリティの脆弱性を継続的に改善しています。また、インシデント管理チームが問題発生時に迅速に対応します。
Googleのネットワークは、独自のファイバーケーブルと海底ケーブルで構築されたグローバルインフラストラクチャです。これにより、Google Workspaceは高可用性と低レイテンシを実現し、セキュリティリスクにも即座に対応できる仕組みが整っています。
Google Workspaceでは、ユーザーのデータがディスク上やバックアップメディアへの保存時、インターネットやデータセンター間の移動時に暗号化されます。この多層的な暗号化により、データが移動するすべての段階で傍受されるリスクが低減されます。
Googleのクラウドサーバーは24時間監視されており、物理的に何重にも保護されています。施設にはフェンスや金属探知機、生体認証、レーザーによる侵入検出システムが設置され、厳重な管理が行われています。このため、Googleの社員であってもデータセンターにアクセスできるのはごく一部に限られています。
Google Workspaceは、定期的に第三者機関の監査を受けています。ISO 27001、ISO 27017、ISO 27018、ISO 27701といった国際的な認証を取得しており、これによりGoogleのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス管理の信頼性が保証されています。
Google Workspaceのセキュリティは、カスタム設定によりさらに強化可能です。
Google Workspace管理者は、2段階認証をユーザーに強制し、未承認のアクセスを防ぎます。
Googleは、アカウント内の設定変更やログインを常時監視しており、不審なアクセスを即座に検知します。不審なアクセスが検知されると管理者に通知が送信され、迅速に対応できます。
Google Workspaceは、シングルサインオン(SSO)をサポートしており、他の企業向けアプリケーションへのアクセスを一元管理できます。Identity and Access Management(IAM)を利用することで、ユーザーの認証情報を統合管理可能です。
Google Workspace管理者は、S/MIMEによるメール署名と暗号化を強制するルールを設定できます。
Google Workspaceでは、データ損失防止(DLP)ポリシーを設定することで、GmailやGoogleドライブ内の機密情報を保護できます。
例えば、Gmailの送信メールに含まれる機密情報を自動で検出し、データ漏洩を未然に防ぐことが可能です。また、ドライブ内のコンテンツに対しても光学式文字認識(OCR)で機密情報をチェックし、警告を出すことができます。
中小企業が抱えている「社員が少なくIT部門がない」「システム連携するには情シスのリソースがない」「海外拠点に担当者がいない」といった3つのお悩みから選べるおすすめの導入支援会社3社を紹介。導入支援会社の選定にあたっては、Google Workspaceの機能をお試しできる無料トライアルに対応している企業からピックアップ。最大10人のユーザーにビデオ会議やオンラインストレージなどの機能を実際に試してから導入することでスムーズな運用ができるでしょう。
初歩的なユーザー登録から、つまづきがちなドメインレコードの設定までトータルサポート。IT部門がなく詳しい従業員がいなくても導入・運用ができる。
企業のニーズに合わせて必要な機能を個別開発が可能。Google Workspaceのツールにはない機能を補完しながら、基幹システムと連携できる。
アジア/オセアニアなど6カ国の現地スタッフが現地語でのサポートに対応。海外拠点にシステム担当者がいなくてもスムーズな導入を叶える。
※Googleで「Google Workspace導入支援」と検索した結果から、Google Workspaceの導入支援のサービスを提供している29の会社を調査。無料トライアルが公式HPにある9社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年4月17日)
NTTコミュニケーションズ:サーバー設定の代行対応を含む導入から運用までのサポートを唯一提供
Coo Kai:独自のシステム開発に対応し社内基幹システムや別クラウドサービスと連携するサービスを唯一提供
KDDI:唯一海外現地(タイランド,ベトナム,インドネシア,フィリピン,インド,オーストラリア)で現地語でサポートを提供